蚊帳について

-蚊帳(かや)のこと-



≪ 蚊帳生地の特徴 ≫
もともと寝具の一種として天井から吊るし、蚊や虫の侵入を防ぐために用いられてきた蚊帳。 蒸し暑い季節にも空気が籠らないよう工夫された、目の粗い、風通しの良い生地です。 空気を通すために糸と糸の間を広くとって織り上げており、非常に軽く、柔軟性に富んでいます。
織物ですので、伸縮性はありません。



≪ 蚊帳生地の歴史 ≫
「日本書紀」などによれば中国から日本に伝わったと考えられている蚊帳。 古くは鎌倉時代中期の絵巻『春日権現霊験記』に登場していることが確認されています。 当初は貴族や高僧など高貴な身分の人のみが用いていましたが、江戸時代には庶民にも普及します。



江戸時代、奈良の産業を支えていた麻織物の「奈良晒」。その奈良晒を織り上げる技術が転用され、「蚊帳」は近江と並んで奈良の地場産業となりました。



「かやぁ、かやぁ」という独特の掛け声で売り歩く商人は、江戸の街に初夏を知らせる風物詩でした。
江戸時代から現在まで、奈良の蚊帳生産は続いています。BAN INOUEの蚊帳製品は、この地に根差し、奈良で織り、奈良で作っています。




≪ 蚊帳生地の魅力 ≫
最近では化学繊維混が一般的ななか、BAN INOUEの蚊帳生地は綿100%です。

風を通して涼しい蚊帳の特長をいかして、
蒸し暑い夏を快適に過ごすための日常着を届けたい…

目指したのは、簡単に着られて素肌に心地よく、
じゃぶじゃぶ洗えてすぐ乾いて
使うほどに柔らかくなる、そんな日常着です。


織り上げる際に使用する「でんぷんのり」は
何度か洗うことで落ち、
初めはパリパリと硬い生地が
洗ううちに糸1本1本の繊維が広がって、
綿本来の柔らかさが出てきます。

細い繊維同士が絡み合い、さらに肌なじみよく、
ふんわり軽く、空気を含んだ柔らかい素材に変化していきます。

「のり」が落ちたコットンは吸水性に優れています。
また抜群の通気性でサラッとした肌ざわりを保ちます。


日常着だけでなく布巾やお台拭き、タオルも同様の気持ちよさで
「一度使うと他のものは使えない」というお声もよくいただきます。


天然繊維ですので、敏感肌の方や
小さなお子様にも安心してお使いいただけます。

お手入れの簡単さも重要なポイント。
ご家庭の洗濯機で洗うことができます。
ただし、引っ掛かりやすい繊細な生地ですので
洗濯機を使用する際は必ず洗濯ネットの中に入れてください。