うつろいの便り 踏青

うつろいの便り
 
「山の辺の春」井上博道

この写真は、井上博道による「山の辺の春」です。あたりの丘には、見渡す限り桃畑が広がり、風景はやわらかな薄桃色に染まります。
この写真が撮影された奈良県桜井市にある三輪山は、『万葉集』をはじめ、多くの和歌に詠まれてきました。
三輪山から春日山の麓へと、奈良盆地の東の山裾を縫うように続く古道は、「山の辺の道(やまのべのみち)」と呼ばれ、日本最古の道のひとつといわれています。

「踏青(とうせい)」とは、春から初夏にかけて青草の上を歩く古代中国の風習で、ピクニックや野遊びを楽しみながら、野山に萌え出る草の精気を身の内に取り込むという意味合いがあります。
春の陽気のなか、大和のロマンに思いを馳せながら、のんびりと散歩を楽しみたくなる季節です。

季節のおすすめは「かやショール」。
今春より、新色として「晒(さらし)」が加わりました。すっきりとした白が顔まわりを明るくし、春の装いを軽やかに演出します。
気温が上がっても、ふと冷たい風が吹く日もあります。どうぞ首元をあたたかくしてお出かけください。

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