#2 暮らしの基本を大事にできる

幡で働くひと
 

私たちのものづくりは、幡で仕事をする人々に支えられています。
この記事では、広報担当がスタッフインタビューをお届けします。


「いつもの味」を作っていく、穏やかな料理人

着用 かや三角巾(¥1,650)

第二回目のインタビューは、お店のキッチン調理とオンラインショップの受注を兼務する清家さん。
ベテランスタッフだからこそ出来るマルチな活躍に迫りました。

幡との出会いは、カフェで。
幡を知ったのは、二十代の時。友人と、本店のLier幡に食事をしに訪れたんです。はじめて足を踏み入れた時は、開放感のある建物とお店の窓から見える山々のおおらかな景色に感動・・・。
出てきたお料理も美味しくて、こんなところで働きたいなと思い、入社を決めました。

働きはじめての変化は、「丁寧な暮らし」をすること。
特別なことはしませんが、ごはんをつくる・お掃除をする・身支度を整える など、仕事以外の自分の生活も大事にするようになりました。日々覚える仕事や、周囲の先輩の影響が大きかったと思います。
すると 次第に見えてくるのは、季節感。四季の移ろいや食材に合わせた器の選び方も、幡で働かなければ得られなかったことのひとつです。
幡での仕事って、そういう「生活の基本」みたいなことが詰まっている気がします。

ただ「美味しい」のではなく「幡らしい」か。
一番やりがいを感じつつ、大変なことはメニューを決めるところ。
Lier幡では、「中食*」というテーマを軸に 食事を作っており、献立はスタッフみんなで相談して決めています。
そこで大切なのは、幡らしいか?ということ。どんなに美味しいお料理でも、そこに「幡らしさ」がないとちぐはぐしてしまいますし、それを楽しみに来店されるお客様にも、安心して召し上がっていただきたいと思っています。

もしこれから目指す方がいらっしゃれば、「お料理が好き」という気持ちがあれば、大歓迎です。幡のお店では、あんこやドレッシングから手作り。どうしても手間ひまがかかるので、好きな気持ちがないと少し辛いこともあるかもしれません。
技術は自然と身についてくるものなので、これからで大丈夫。私も、最初は知らないことばかりでしたが、お料理の盛り付け方や包丁の使い方は、先輩の所作を見て学びました。長い目で見てくれる先輩が多いですよ。
まずは幡の味を覚えていただいて。そこから、一緒に作っていきたいなと思います。

ライフスタイルの変化
最初はカフェ部門のアルバイトスタッフとして入社し、後に正社員としてキッチンの責任者となり、今はパートタイムで仕事をしています。20代から今まで、結婚・出産などライフスタイルが変化するタイミングがありましたが、働き方を相談しやすい会社かなと思います。

現在は、キッチンの調理とオンラインショップの業務で、店舗と本社を行き来しています。
以前はバラバラに感じていたことも、こういう繋がりがあったんだ!という気づきもあります。これからは今までの自分のキャリアに囚われず、もっと色々な仕事にも挑戦したいと思っています。

実は取材者の私も、キッチンの仕事は清家さんに指導してもらっていました。どんな時も和やか・柔らかに、でもテキパキと作業をこなす職人のような人。
美味しいものや作ることが好きで、家の中で一番好きな場所は もちろん台所だそうです。

取材 2023年5月

*中食 - 外食と家庭料理の中間。


現在、当店では一緒にお店で働いていただけるスタッフを募集しております。
貴方のエントリーをお待ちしています。

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