映画作家・河瀨直美監督とのコラボレーション商品として数量限定で製作した、ユニセックスの羽織もの。ロングカーディガンとコートの中間のような使い方ができる、軽くてあたたかな綿100%のアウターです。
蚊帳製品の余り布や着古した日常着を再生して生まれた「marrow」シリーズ。二重織りでふっくらと仕上げた独自開発の生地は、柔らかな着心地と綿の暖かさを兼ね備えています。
男性も着用可能なゆったりとしたサイズ感。
寒い季節、暖かいものが着たいけれどウールが苦手・・・そんな方にもおすすめです。
【河瀨直美さん コメント】
サッと羽織ってお散歩したくなるような、軽やかであたたかい羽織ができました。
クリーム色がどんな装いにも合わせやすく、大きめサイズなので、タートルネックのセーターを中に着ても窮屈感がなく、リラックスできて優しい印象に。スカートにも馴染みますが、パンツとのスタイリングはバランスが良くおすすめです。私の場合、このハオリと土色の柔らかパンツに黒の革靴でコーディネートしたりしています。
日々頑張っている人へプレゼントしたくなる冬のおともです。
【デザイン】
・特徴のある襟のデザインによってカジュアルすぎない品のある雰囲気に
・大きなアウトポケットがデザインのアクセント
・スナップボタン4つで胸下から留めることが可能
【おすすめスタイリング】
・デニムにさらりと羽織って、こなれたスタイルに
・中に黒を合わせて、モノトーンでシックにまとめて
▼「FIVE SENSES 703」(ファイブセンシズナナマルサン)
奈良という土地により繋がった、奈良県出身の映画作家・河瀨直美さんとBAN INOUEとの特別なコラボレーションブランド。河瀨さんによる、五感が心地よいと感じるものを提案するコンセプトブランドです。
▼「marrow」シリーズとは
marrowは「蚊帳製品」の生産時に出来る裁断後の余り布や、着古された「かやの日常着」を原料の一部に使用しています。
のちにmarrowも原料になることで、循環型経済を確立していきます。
廃棄物や無駄、汚染を発生させないように、原料のリサイクルを想定した上で製品デザインやサービスをプラン段階から設計することが本質にあると考えています。
▼アップサイクル商品ができるまで

1.回収
「蚊帳製品」の生産時の余り布/着古した「かやの日常着」を回収し、全20色をそれぞれ色ごとに分けます。
2.反毛
廃棄予定だった余り布の蚊帳生地を「綿」状にします。
※反毛とは廃棄糸、廃棄生地、古着などを綿状に戻して繊維として再利用することです。近年のサスティナブル志向によって改めて注目されている繊維再利用手段の1つです。
3. 反毛糸
綿を紡績し糸にしていきます。
4.織り
出来上がった反毛糸を2重織に織っていき、生地にします。
5.製品化/販売
できた生地を縫製し、製品化。
ひとつの生地に4~7色の蚊帳生地が混在していることで、よく見るとネップの表情や生地に小さな彩りが見えます。
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記事『アップサイクルが形になるまで』>>