marrow
ふっくらと暖かな綿の服
marrowシリーズ

綿100%のぬくもりに包まれる
上質なサステナブルコレクション
綿100%なのにしっかりと暖かい、
ふっくら厚みのある生地を使った上質な衣服のシリーズ。
「綿といえば春夏」といったイメージを覆す、
着心地にこだわった寒い季節の新定番です。

もう一つの特徴は、
余り布を原料にしたアップサイクル製品であること。
その時々で異なる色のネップが散りばめられることで個性が生まれ、
立体的で表情豊かな生地に生まれ変わりました。
チクチクしない、柔らかなぬくもり

綿の暖かさはじんわりと時間差でやってきます。
断熱・防寒素材とはまた違った、
自然なぬくもりで身体を包んでくれます。
冬もの衣類によくあるウールのチクチク感が苦手な方や
化学繊維の摩擦・乾燥によるかゆみが気になる方に、
ぜひ試していただきたい着心地です。
空気を含んだ二重構造の生地
暖かさの秘密は「二重織り」にあります。
二重織とは、2枚の生地を重ねて1枚の織物のようにすること。
英語ではダブルフェイスやダブルクロスと呼ばれます。
二重構造で織り上げることによって、
綿ならではの柔らかさと軽さは保ちつつ、
保温性の高い厚手の生地が生まれます。

生地の断面をみると、
ミルフィーユのように生地と生地の間に空洞があり、
たっぷり空気を含んでいることが分かります。
この空気の層が、外気との間のクッションとなり、
しっかりと暖かさを保ってくれます。
循環する衣服を目指して

marrowシリーズは「蚊帳再生プロジェクト」として、
使われなくなってしまった蚊帳生地を原料の一部にしたアップサイクル製品です。
BAN NOUEが創業時から大切にしていた、
作り手として無駄や廃棄をなるべく出さずに
持続可能なものづくりを目指したいという信念のもと、
不要になったより上質感のある生地へと生まれ変わったのがmarrowの生地です。

「反毛(はんもう)」という技術を用いて、
蚊帳製品の生産工程の中の裁断時に生じる余り布や
着古された蚊帳の日常着を、
ローラー状の機械で掻き、綿(わた)状にして、
もう一度綿100%の新たな糸を紡ぎなおしています。
余り布の色ごとの仕分けやボタンなどの混入物を取り除くのはすべて手作業。
循環型のものづくりを実現するため、
そして品質も妥協しないために、
手間を惜しまず、時間をかけて出来上がったのが、
marrowシリーズで使用している糸なのです。
また、シリーズの一部の製品には
生地の端っこである「耳」の部分も、
フリンジのようなデザインのアクセントとして使用。
生地を余すことなく使います。
▼こちらも是非お読みください。
記事『アップサイクルが形になるまで』>>
色が混ざり合った、表情豊かな生地

marrowのひとつの生地に対して、
4~7色の蚊帳生地を原料にしています。
その時その時の様々な色が交じり合った複雑な色合いに。
また生地表面をよく見ると、
ネップ(糸の欠片のようなもの)がみられることがあります。
このネップこそが、原料となった蚊帳生地の欠片。
このネップにより小さな彩りが散りばめられ、
独特の表情が生まれます。

生地製造の特性上、
同じ商品・同じカラーでも1点1点、
色味やネップの出方が異なります。
個体差を唯一無二の個性として
楽しんでいただけますと幸いです。
洗練されたワンランク上のデザイン

存在感はありつつも、シンプルで合わせやすいデザイン。
厚みのある上質な生地感を活かした
立体的なシルエットが特徴的です。
都会的かつ抜け感のある、
洗練された大人のリラックススタイルが決まります。
アイテムを組み合わせて、
セットアップのように着こなすのもおすすめです。
一部のデザインは、フランス人デザイナー・
Anais Guery(アナイス・ゲーリー)氏との
コラボレーションによるものです。
▼こちらも是非お読みください。
記事『アナイスとのものづくり』>>









